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植物の生きる「しくみ」にまつわる66題 はじまりから終活まで、クイズで納得の生き方

サイエンス・アイ新書 SIS−433

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-8156-0144-7
4-8156-0144-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

さまざまなタネが芽を出して葉を茂らせ、ツボミを準備して花を咲かせ、実をつけ、いつか姿を消す…。四季それぞれに、植物は多種多彩な現象を見せてくれます。その一つひとつについて改めて考えると、前々からの努力や生き抜くための工夫、意外な横顔などが見えてきます。そこで本書では、クイズ感覚で楽しめる構成で、季節の移り変わりに沿った植物の営み、その裏に潜む「しくみ」を解説していきます。

目次

春の章(なぜ、多くの草花は、春に花を咲かせるのでしょうか?
春に花咲く草花は、何を目印に春の訪れを知るのでしょうか? ほか)
夏の章(植物たちは、夏の強い日差しと暑さに悩むのでしょうか?
すだれやよしずより、緑のカーテンは涼しいでしょうか? ほか)
秋の章(秋に花咲く草花は、何を目印に、秋の訪れを知るのでしょうか?
葉は、ツボミをつくれという合図を、どのように芽に伝えるのでしょうか? ほか)
冬の章(なぜ、寒い中、枯れずに緑のままでいられるのでしょうか?
なぜ、寒さを乗り越えた野菜は、甘いのでしょうか? ほか)

おすすめコメント

草花や木が生涯続ける工夫と準備の数々 植物たちは、毎年、季節の流れに合わせて生涯の営みを続けています。私たちにとって、そのような姿は見慣れたもので、何がどのようにおこっているのか、深く考えることはあまりありません。 でも、「なぜ、葉っぱは緑色に見えるのか」などと、改めて考えてみると、植物たちが生きていくために身につけている工夫が見えてきます。 たとえば、さまざまなタネが芽を出し、たくさんの花が咲いて、私たちの入学式や入社式も行われる春は、“はじまりの季節”です。しかし一方で、暑い夏に向けて姿を消していく植物も多くいます。そのような植物たちにとっては、春は、“終活の季節”といえるでしょう。 このように、春夏秋冬それぞれに、植物たちは象徴的な現象を見せてくれます。そこで、本書では、春、夏、秋、冬の順に、植物の“一生懸命な生き方”にかんする問題をお出ししていきます。クイズ感覚で楽しみながら、季節の移り変わりに沿って、植物たちが行っていく営み、その裏に潜むしくみを知っていただけたらと思います。

著者紹介

田中 修 (タナカ オサム)  
1947年、京都府生まれ。京都大学農学部卒業、京都大学農学研究科博士課程修了。その後、スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理工学部教授などを経て、甲南大学特別客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)