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バカの壁をぶち壊せ!正しい頭の使い方

出版社名 ビジネス社
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-8284-1065-4
4-8284-1065-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

政府の経済統計、マスコミの情報、学者の学説を信じるな!世の中の裏も表も知り尽くす2人が語るバカにならないための正しい情報の読み方。

目次

第1章 経済学者を決して信じてはいけない―経済の中にあるカオスを認めようとしない経済学者たち
第2章 「マクロ経済学」はきわめて幼稚な学問である―効き目の現れない「デフレ対策」は「薬漬け医療」と全く同じ
第3章 脳から見た世界と日本の病状―西洋的「おとぎ話」が世界のさまざまな問題を矮小化する
第4章 日本と世界が抱える問題を解剖学的に診る―「相互信頼社会」こそが古き良き日本を支配してきたルール
第5章 人間に優しい共同体のルールが復活する―日本人の意識の根底には共同体のルールが存在している
第6章 日本共同体が二一世紀の世界を救う―強欲を忘れて、都会と田舎で「参勤交代」を始めよう

おすすめコメント

政府の経済統計、マスコミの情報、学者の学説を信じるな!世の中の裏も表も知り尽くす2人が語る、バカにならないための正しい情報の読み方!!

内容抜粋

本書「まえがき」より

約10年前のことだが、お名前を忘れて申し訳ないが、名古屋のほうの大学教授が「バカはうつる」という随筆を書いておられた。大変感心したので、某大学の教授方一同にコピーを配ったところ、大いに同感するとの声が集まったが、しかし、それは教室の中に一人か二人のバカがいるのを放置するとたちまち伝染して困るという体験談ばかりだった。学生に限らず、その点は教授会も同じなのだが、その反省に話が展開していかないところは大変残念だった。教授会はいつも「学生の程度が低くて困る」という数人の教授の自分勝手な意見に支配されている。つまり、教授会の中にも「バカはうつる」という現象はあるのだが、それに思い及ばないとは、言いにくいことだが、やはりバカに感染しているのである。「自分のことは棚にあげるクセがつくと無知になる」というのを、ベーコンの法則の五番目に付け加えておきたいと思ったが、それを本書のまえがきにも書き加えるとしよう。人間は誰でも「自分のことは棚にあげる」もので、私もそうだから他人のことは言えないが、本書のタイトル「バカの壁をぶち壊せ!正しい頭の使い方」を実践なさるのなら、何事もわが身に引き当てて、考える態度が必要である。

著者紹介

日下 公人 (クサカ キミンド)  
1930年兵庫県生まれ。55年東京大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行入行。83年取締役。85年日本長期信用銀行取締役退任。89年多摩大学教授。現在、ソフト化経済センター理事、東京財団会長、三谷産業監査役
養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年神奈川県生まれ。62年東京大学医学部卒業。1年のインターンを経て、解剖学教室に入る。67年医学博士号取得。81年東京大学医学部教授。95年退官。96年北里大学教授。2003年3月北里大学退官。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)