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センスメイキング 本当に重要なものを見極める力 文学、歴史、哲学、美術、心理学、人類学、…… テクノロジー至上主義時代を生き抜く審美眼を磨け

出版社名 プレジデント社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-8334-2306-9
4-8334-2306-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 362,3P 19cm

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要旨

ビッグデータやAI、IoTといったテクノロジーがもてはやされる一方で、文学や哲学といった人文科学系の知識は、ビジネスでは軽視されがちだ。しかし、複雑な世界の中で物事の意味や本質を見抜き、洞察を得たり、的確な意思決定をするには、数字では測れない人文科学の「知」や思考も必要だろう。本書では、文化や歴史、人々の行動や感情、経験などの文脈で物事を捉え、意思決定や洞察に結びつける実践的な知の技法を「センスメイキング」と名づけ解説。そのポイントの一つは、定量分析や数理モデルのみの「薄いデータ」ではなく、定性的な、事実のさまざまな文脈を含む「厚いデータ」をもとに思考することである。著者はReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨーク支社ディレクター。同社は人間科学を基盤とした戦略コンサルティング会社として、文化人類学、社会学、歴史学、哲学の専門家を揃えている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年2月8日]

商品内容

要旨

センスメイキングは、人文科学に根ざした実践的な知の技法である。アルゴリズム思考の正反対の概念と捉えてもいいだろう。

目次

序 ヒューマン・ファクター
第1章 世界を理解する
第2章 シリコンバレーという心理状態
第3章 「個人」ではなく「文化」を
第4章 単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を
第5章 「動物園」ではなく「サバンナ」を
第6章 「生産」ではなく「創造性」を
第7章 「GPS」ではなく「北極星」を
第8章 人は何のために存在するのか

おすすめコメント

Amazon、グーグル、フェイスブックなど西海岸企業が大手を振る中、人文系、社会科学系のいわゆる「文系」に旗色が悪い。理系優位の時代に転換したのか。 それは違う。P&G、アメックス、ディズニー、HP、米財務省長官などの本当に成功しているリーダーは、ほぼ人文科学を専攻している。つまり教養が不可欠なのだ。 話題のデータサイエンティストはただの兵隊で、アルゴリズム時代になってもエリートは「深い知性」を求められることに変わりはない。文化への深い洞察力、直感力は「文系」が得意とする領域だ。人文科学に根ざした実践的な知の技法を「センスメイキング」となづけ、ビジネス領域でそれを使うための方法を伝授する!

著者紹介

マスビアウ,クリスチャン (マスビアウ,クリスチャン)   Madsbjerg,Christian
ReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨーク支社ディレクター。コペンハーゲンとロンドンで哲学、政治学を専攻。ロンドン大学で修士号取得。現在、ニューヨークシティ在住
斎藤 栄一郎 (サイトウ エイイチロウ)  
翻訳家・ライター。山梨県生まれ。早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)