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スバル ヒコーキ野郎が作ったクルマ

出版社名 プレジデント社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-8334-2351-9
4-8334-2351-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 257P 20cm

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要旨

国内ではシェアが低い中堅自動車メーカーでありながら、“スバリスト”と呼ばれる熱狂的ファンを生み出した「SUBARU(スバル)」。走行性能や安全性の高さから、北米をはじめ海外での評価も高い同社は戦前の戦闘機メーカー、中島飛行機を前身としており、最近ではトヨタとの資本提携強化でも話題になった。本書では、中島飛行機から富士重工、SUBARUに至る製品・技術開発と経営の歴史を辿る。そしてその上で、航空機製造の技術とスピリットが、スバルの自動車の、玄人をうならせる高性能とファミリーカーにも最適な安全性に、いかに受け継がれているかを探っている。水平対向エンジン、四輪駆動、デフロスター、アイサイトといったスバル車の特長はいずれも、中島飛行機で技術指導を行ったアンドレ・マリー技師の教えが原点にあった。著者は1957年生まれのノンフィクション作家。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年1月22日]

商品内容

要旨

小澤征爾のラビットスクーターからアイサイトまで、原点は中島飛行機にあった。「空飛ぶクルマ」にいちばん近い自動車メーカー。

目次

富嶽
ラビットスクーター
スバル360
水平対向エンジン
四輪駆動
田島と川合
業界の嵐
アメリカ
マリー技師の教え
LOVE
アメリカも変わった
百瀬晋六の言葉

おすすめコメント

戦時中「東洋一の航空機メーカー」とも呼ばれた中島飛行機は、1917年5月に産声をあげ、ゼロ戦を含めた戦闘機や軍用機を製造した。戦後は富士重工と名前を変え、爆発的ヒットを記録した「ラビットスクーター」や「スバル360」、名車でありながら大衆車・カローラの後塵を拝した「スバル1000」、そして今なおスバルの代名詞といえる「レガシィ」などの歴史に名を残すクルマを世に送り出し、熱狂的なファンを生みつづけてきた。一族経営ではないスバルの主役は、紛れもなく技術者たちだった。だからこそ苦労してきたところも多い。不器用ながらも試行錯誤してきたスバルの100年を、ルポルタージュを得意とするノンフィクションライターが描いた1冊!

著者紹介

野地 秩嘉 (ノジ ツネヨシ)  
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)