• 本

企業家たちの幕末維新

メディアファクトリー新書 065

出版社名 KADOKAWA(メディアファクトリー)
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-8401-4924-2
4-8401-4924-0
税込価格 814円
頁数・縦 211P 18cm

商品内容

要旨

ビジネスマンが大河ドラマの主人公になることはほとんどない。が、終戦後の復興を見ても、人々を真に立ち上がらせるのは経済だ。日本が200年に及ぶ鎖国から速やかに近代国家となれたのも、新旧の政府を支え、近代産業へと果敢に蛇を切った企業家あってこそ。このとき、江戸から続く豪商も、新たにビジネスを興した冒険商人も、稚拙な財政や海外資本の攻撃に耐えた者しか生き残れなかった。誰もが不安な今、彼らのエネルギーこそが明日を拓くヒントになる。

目次

第1章 激動の日々のなかで
第2章 江戸の遺産と明治の挑戦
第3章 老舗を生き残らせた者たち
第4章 明治のベンチャー企業家列伝
第5章 技術者出身の企業家たち
第6章 社会的企業家たちのミッション
第7章 近代をつくった財界リーダー

おすすめコメント

幕末、倒れかけの幕府と倒幕の志士たちを金銭面で支えたのは商人だった。維新、慣れない西洋式工業を政府から引き受け、成功させたのも商人だった。消えていった豪商、新たに興った冒険商人。幕末維新はビジネスマンにとっても人生を賭けて乗り越えるべき激動だったのである。幕末維新史に新しい角度で切り込む群像ロマン。

著者紹介

宮本 又郎 (ミヤモト マタオ)  
経済史学者。1943年福岡県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了後、同大経済学部助手、大阪大学経済学部助教授を経て1988年、大阪大学経済学部教授に就任(現在、名誉教授)、関西学院大学客員教授、大阪経済大学客員教授、放送大学客員教授。専攻は日本経済史、とりわけ経営者の歴史を研究する企業者史学に造詣が深い。企業家研究フォーラム会長、大阪企業家ミュージアム館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)