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ウィリアム・フォークナーの日本訪問 冷戦と文学のポリティクス

出版社名 松籟社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-87984-430-9
4-87984-430-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 233P 20cm

商品内容

要旨

文化冷戦の最前線=日本へのノーベル賞作家フォークナー訪問。その背景と実態、影響を探る。敗戦後10年となる1955年、ノーベル賞作家W・フォークナーが来日し、作家・文化人や英米文学研究者、一般市民と交流した。戦後日本の文化史において重要な位置を占めるこのイベントは、冷戦期アメリカの文化外交の一環に他ならなかった。文化と政治が交錯する焦点となったフォークナー訪日、その意味と影響を改めて検討する。

目次

第1部 フォークナー訪日の実際(日本におけるフォークナーの足跡と『長野でのフォークナー』
フォークナー訪日と高見順―届かなかった手紙
映画になったフォークナー―『日本の印象』とUSIS
その広大な紙面にて―ウィリアム・フォークナーと文化冷戦の言語アリーナ)
第2部 フォークナー訪日と同時代の日本文化(太平洋戦争の記憶、『ゴジラ』、そしてフォークナー訪日の意義
フォークナー来日と日本におけるアメリカ文学の制度化)
第3部 訪日とフォークナー文学(冷戦戦士のもう一つの顔―『寓話』と『館』にみる南部的想像力
教育の可能性―長野セミナーと『町』)

著者紹介

相田 洋明 (ソウダ ヒロアキ)  
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科教授
梅垣 昌子 (ウメガキ マサコ)  
名古屋外国語大学外国語学部教授
山本 裕子 (ヤマモト ユウコ)  
千葉大学大学院人文科学研究院准教授
山根 亮一 (ヤマネ リョウイチ)  
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授
森 有礼 (モリ アリノリ)  
中京大学国際学部教授
越智 博美 (オチ ヒロミ)  
専修大学国際コミュニケーション学部教授
松原 陽子 (マツバラ ヨウコ)  
武庫川女子大学文学部准教授
金澤 哲 (カナザワ サトシ)  
京都女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)