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幸田露伴と根岸党の文人たち もうひとつの明治

出版社名 教育評論社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-905706-61-8
4-905706-61-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 303P 20cm

商品内容

要旨

明治中期、東京・根岸周辺に居を構えた文人たちの集団“根岸党”。彼らはともに様々な酒宴や旅を楽しみ、そして書いた。名を連ねるのは幸田露伴、饗庭篁村、森鴎外、岡倉天心、はては新聞記者、上級官僚まで。気鋭の日本近代文学研究者が“根岸党”の実像に迫る。

目次

序章 奇妙な文人集団(「二日旅行之諸旧友」たち
「根岸党」の遊び
杉田の梅見―「さきがけ」)
第1章 根岸党の出発(根岸党まで
根岸党の出発―「塩原入浴の記
根岸党の成立―郊外への漫遊
二度の箱根旅行―「駆けめぐりの記」「箱根ぐちの記」
遊びの季節―「山めぐり」
根岸党の前期)
第2章 加速する交遊(幸田露伴と若き文人たち
木曾の旅―「木曾道中記」「乗興記」「をかし記」
西国への旅―「まき筆日記」
森鴎外
岡倉天心
江の島旅行―「女旅」
根岸党の中期)
第3章 遊びの爛熟(二日旅行―「二日の旅」
党員たちの日常―「雅俗日記」
根岸党と歌舞伎
妙義山遊歩―「草蛙記程」
隅田川両岸漫遊―「足ならし」
豊饒の時代)
終章 過ぎ去った季節(月ヶ瀬旅行
根岸党以後
おわりに)

出版社
商品紹介

明治中期、東京・根岸に集った露伴、篁村、天心、〓外等を中心とした文人集団“根岸党”。彼らの作品を紹介しながらその全貌に迫る。

著者紹介

出口 智之 (デグチ トモユキ)  
1981年、愛知県豊明市生れ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員DC2、同PDを経て、現在、東海大学文学部日本文学科専任講師。博士(文学)、2008年、東京大学。専攻は明治時代の日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)