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世界遺産富士山の魅力を生かす 信仰の対象と芸術の源泉

出版社名 ブックエンド
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-907083-47-2
4-907083-47-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 166P 21cm

商品内容

要旨

現在、富士山頂には毎年三〇万人近くが登り、ふもとを周遊する来訪者を入れるとじつに二千万人が訪れています。山梨県と静岡県は、関係する市町村と連携し、広い視野での保存管理計画「富士山ヴィジョン」をたて、地域の組織や住民も一体となって、文化や自然を守る様々な取り組みを行ってきました。本書は、登録五周年を記念して、これまでの活動を総括し、次世代に大切な遺産を伝えていくために、その歴史を振り返りながら、世界遺産富士山の魅力と生かし方を考えるものです。

目次

巻頭言 世界遺産富士山の魅力を生かすために
第1章 世界遺産富士山の概要(歴史・信仰・芸術)(信仰の対象としての富士山
芸術の源泉としての富士山 ほか)
第2章 座談会―信仰の山としての富士山を見つめ直して
第3章 富士山の自然と文化的景観(富士山の文化的景観とその背景としての自然
富士山の文化的景観とは何か ほか)
第4章 富士山の魅力を生かす視点(富士山ヴィジョンへの取り組み
未来を担う子どもたちへ富士の国づくりキッズ・スタディ・プログラム ほか)

著者紹介

五十嵐 敬喜 (イガラシ タカヨシ)  
1944年山形県生まれ。法政大学名誉教授、日本景観学会前会長、弁護士、元内閣官房参与。「美しい都市」をキーワードに、住民本位の都市計画のありかたを提唱。神奈川県真鶴町の「美の条例」制定など、全国の自治体や住民運動を支援する
岩槻 邦男 (イワツキ クニオ)  
1934年兵庫県生まれ。兵庫県立人と自然の博物館名誉館長。日本植物学会会長、国際植物園連合会長、日本ユネスコ国内委員などを歴任。94年日本学士院エジンバラ公賞受賞。2007年文化功労者。16年コスモス国際賞受賞
西村 幸夫 (ニシムラ ユキオ)  
1952年福岡市生まれ。神戸芸術工科大学教授。東京大学先端科学研究センター所長などを経て現職。日本イコモス国内委員会委員長。専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画
松浦 晃一郎 (マツウラ コウイチロウ)  
1937年山口県出身。外務省入省後、経済協力局長、北米局長、外務審議官を経て94年より駐仏大使。98年世界遺産委員会議長、99年にアジア初となる第8代ユネスコ事務局長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)