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大林太良 人類史の再構成をめざして

やまかわうみ叢書

出版社名 アーツアンドクラフツ
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-908028-77-9
4-908028-77-X
税込価格 3,300円
頁数・縦 295P 21cm

商品内容

要旨

縄文人、倭人を人類史的視野で位置づける。日本の民族学を牽引、“大林学”を知るための初のアンソロジー。

目次

第1部 日本人の起源と日本文化の形成(民族学から見た日本人
縄文時代の社会組織(抄)
東アジアにおける倭人民俗 ほか)
第2部 日本と世界の神話(世界像の諸類型
人類文化史における口承文芸
日本神話の起源―フィナーレ ほか)
第3部 新たな神話研究への構想―宇宙への旅支度(銀河と虹のシンボリズム
太陽の神話、月の神話
旅の仕度 ほか)

出版社・メーカーコメント

縄文人・倭人を人類史的視野で位置づける戦後の第1世代として、日本の民族学を牽引してきた大林太良の業績を、3部に分けて概観する。縄文人や「邪馬台国」の倭人を東アジアやユーラシア内陸に起源をもつ環太平洋集団のどこに位置づけられるか、また日本の古代神話(『古事記』や浦島伝説など)の起源論だけでなく東西の神話の形成の比較研究や、さらに宇宙的表象(太陽・月、銀河・虹など)の世界観の人類史的研究――。〈大林学〉を知るための初めてのアンソロジー。

著者紹介

後藤 明 (ゴトウ アキラ)  
1954年、宮城県仙台市生まれ。東京大学で考古学を専攻し文学修士。ハワイ大学で人類学を学びPh.D.(人類学)。宮城学院女子大学、同志社女子大学を経て、南山大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)