言葉の魂の哲学
講談社選書メチエ 673
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2018年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-258676-4
(4-06-258676-2) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 249P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2019年
第41回
サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞 |
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要旨 |
言葉が表情を失うことがある。たとえば、「今」という字をじっと見つめ続けていると、文字がたんなる線の寄せ集めに見えてくる。「ゲシュタルト崩壊」といわれる現象だ。本書は、中島敦とホーフマンスタールの二編の小説からはじまる。いずれも「ゲシュタルト崩壊」を扱った作品だ。そのうえで、ウィトゲンシュタインの言語論を検証し、カール・クラウスの言語論を考える。「生きた言葉」「魂ある言葉」を考える清新な哲学―。 |
目次 |
第1章 ヴェールとしての言葉―言語不信の諸相(中島敦「文字禍」とその周辺 |
おすすめコメント
中島敦の小説やウィトゲンシュタインとカール・クラウスの言語論に分け入り、「生きた言葉」とはなにかを明らかにする新しい哲学!