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奇跡を考える 科学と宗教

講談社学術文庫 2269

出版社名 講談社
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-06-292269-2
4-06-292269-X
税込価格 792円
頁数・縦 186P 15cm

商品内容

要旨

「奇跡」とは、宗教的な現象である。魔術や超常現象とは異なり、奇跡は常識を外れない。一方、科学という立場が奇跡を認めないのは、科学が一般的な常識から遠く離れた、特殊な体系になっているからではないか―奇跡の捉え方をヨーロッパの知識の歴史にたどり、また宗教と科学それぞれの論理と言葉の違いを明らかにし、奇跡の本質にせまる試み。

目次

第1章 奇跡と宗教(古代的な文脈
ルネサンスの文脈
奇跡を認めない宗教的立場)
第2章 神の言葉・人間の言葉(ガリレオ事件
ガリレオ裁判の発端
一七世紀初頭の状況
自然の言葉と神の言葉
神の書いた二つの書物 ほか)

著者紹介

村上 陽一郎 (ムラカミ ヨウイチロウ)  
1936年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史科学哲学分科)卒。東京大学教授、国際基督教大学教授などを経て、東京大学名誉教授。国際基督教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)