大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済
講談社現代新書 2487
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2018年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-512498-7
(4-06-512498-0) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 318P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 江戸時代の日本に、きわめて先進的な金融市場が存在した。大坂堂島米市場である。多くの海外研究者が「世界初の先物取引市場」としており、米切手という証券による日経225先物などに近い仮想取引が行われていた。江戸幕府と同市場の関係は現代の金融問題にも重要な示唆を与えてくれる。本書では、実際に堂島米市場でどのような取引が行われ、江戸時代の市場経済や政治、社会にいかなる影響を与えていたか、また米価や財政をめぐり江戸幕府がどんなコントロールをしようとしていたか、などを、史料に基づき、金融に詳しくない人にもわかりやすく解説しながら論じている。江戸幕府は市場経済と向き合い、官民連携でさまざまな政策を打ち出し、社会の秩序を守るべく努力していたようだ。著者は神戸大学経済経営研究所准教授で、ミクロ政策分析を専門としている。 |
商品内容
目次 |
第1章 中央市場・大坂の誕生 |
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世界初の先物取引市場といわれる大坂堂島の米市場に幕府はいかに対処したか?江戸時代の資本主義の実体を始めて本格的に活写