• 本

人に寄り添う防災

集英社新書 1034

出版社名 集英社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-08-721134-4
4-08-721134-7
税込価格 858円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

豪雨災害が頻発し、台風が巨大化する。大地震はいつ来るかわからない。私たちは、荒ぶる自然と、どのような心構えで共存していけばいいのか。本書は、被災地でのフィールドワークや、内閣府「中央防災会議」での議論などを紹介しながら、広域避難の問題、高齢者・要支援者の避難誘導、行政に頼らない防災コミュニティの構築、非常時において情報提供者が実践すべきコミュニケーションの要諦など、具体例に基づいた「命を守るための指針」を提言する。

目次

はじめに―「自粛の要請」とコミュニケーション
第1章 荒ぶる自然災害―被災地でいま起こっていること
第2章 日本の防災の大転換
第3章 行政主導の防災の限界―ゼロリスク期待の幻想
第4章 地域社会は災害リスクとどう向かい合うべきか
第5章 災害に向かい合う人の心情を理解する
第6章 コミュニティ防災の本質―地域で防災を考える

出版社・メーカーコメント

「人は防災の理屈で動くのではなく、思い合う心で動く」「自らの命を守ることが、他者の命を守ることに影響する」「避難しようとするのは、自らの命を大切だと思ってくれる誰かがいることに気づいたとき」(本文より)豪雨災害が頻発し、台風が巨大化する。大地震はいつ来るかわからない。私たちは、荒ぶる自然と、どのような心構えで共存していけばいいのか。本書は、被災地でのフィールドワークや、内閣府「中央防災会議」での議論などを紹介しながら、高齢者・要支援者の避難誘導、行政に頼らない防災コミュニティの構築、非常時において情報提供者が実践すべきコミュニケーションの要諦など、具体例に基づいた「命を守るための指針」を提言する。ロングセラー『人が死なない防災』の著者が満を持して書き下ろした、待望の新著。【目次】はじめに――「自粛の要請」とコミュニケーション第1章 荒ぶる自然災害──被災地でいま起こっていること第2章 日本の防災の大転換第3章 行政主導の防災の限界──ゼロリスク期待の幻想第4章 地域社会は災害リスクとどう向かい合うべきか第5章 災害に向かい合う人の心情を理解する第6章 コミュニティ防災の本質──地域で防災を考える

著者紹介

片田 敏孝 (カタダ トシタカ)  
1960年生まれ。東京大学大学院情報学環特任教授。日本災害情報学会会長。専門は災害情報学・災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、コミュニケーション・デザイン等について研究するとともに、内閣府中央防災会議や中央教育審議会をはじめ、国や地方自治体の多数の委員会、審議会に携わり、防災行政の推進にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)