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黒いチューリップ

創元推理文庫 512‐1

出版社名 東京創元社
出版年月 1976年
ISBNコード 978-4-488-51201-9
4-488-51201-1
税込価格 924円
頁数・縦 376P 15cm

商品内容

要旨

フランス王ルイ十四世はスペインから独立をかちとったオランダを、手中におさめんとしていた。その国の片隅で黒いチューリップの創造に没頭していた青年コルネリウスは、政治的陰謀に巻き込まれ、断頭台の露と消える運命にあった。オランダ戦争前夜の史実を背景に、地上の血なまぐさい係争、花を愛する青年と獄吏の可憐な娘との恋。大デュマ会心の恋と戦乱の雄渾な一大叙事詩!

著者紹介

デュマ,アレクサンドル (デュマ,アレクサンドル)   Dumas,Alexandre
息子で『椿姫』の作者であるアレクサンドル・デュマと区別するためにアレクサンドル・デュマ・ペールと呼ばれる(息子はデュマ・フィス)。1802年、フランス、エーヌ県生まれ。父親が将軍にまでなりながら、ナポレオンに冷遇され、失意のうちに死亡したため、貧しい少年時代を送る。パリに出て、オルレアン公、のちのフランス国王ルイ・フィリップに文書係として仕えた。共作者オーギュスト・マケを得て、『三銃士』『王妃マルゴ』『モンテ=クリスト伯』『王妃の首飾り』など数々の作品を残した。1870年没
宗 左近 (ソウ サコン)  
1919年福岡県生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。詩人、評論家、仏文学者。著訳書多数。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)