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グラムシ思想の探究 ヘゲモニー・陣地戦・サバルタン

21世紀叢書

出版社名 新泉社
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-7877-0715-4
4-7877-0715-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 218P 21cm

商品内容

要旨

思想的鉱脈としてのグラムシは、まだ掘り尽くされていない―。没後70年を迎えてもなお、『獄中ノート』には十分解明されていない草稿が少なからず存在している。ヘゲモニー、陣地戦、サバルタンの概念を主たる検討課題とし、「グラムシによってグラムシを超える」行路を探究する。

目次

第1部 『獄中ノート』研究の展開(ヘゲモニー論の形成と展開
「アメリカニズム」と「受動的革命」論
「陣地戦」論の展開
「南部の記憶」から「サバルタンの痕跡」へ
サバルタンと「ホモ・ファーベル」問題の射程)
第2部 グラムシと現代(『獄中ノート』研究の諸問題
グラムシとイタリア政治文化
ナショナリズム・愛国心・陣地戦)

著者紹介

松田 博 (マツダ ヒロシ)  
1942年、福岡県出身。早稲田大学文学部卒業、法政大学大学院修士課程修了、ペルージア外国人大学、グラムシ研究所(ローマ)、フィレンツェ大学等に留学。専攻、社会思想史、現代文化・思想論。現職、立命館大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)