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日本海の拡大と伊豆弧の衝突 神奈川の大地の生い立ち

有隣新書 75

出版社名 有隣堂
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-89660-217-3
4-89660-217-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 191,11P 18cm

商品内容

要旨

かつてアジア大陸の東の縁にあった日本列島は二〇〇〇万年前頃から分裂を始め、日本海とフォッサマグナが一五〇〇万年前頃までに形成された。ほぼ同じ頃、伊豆・小笠原弧がフィリピン海プレートにのって北上を開始し、関東山地を押し曲げながら、巨摩山地、丹沢山地、伊豆半島などが次々に本州に衝突・付加した。そして、現在の日本列島の形ができた。神奈川を中心とする南部ファッサマグナでは四つのプレートが重なり合い、さまざまな地球科学現象が起きている。本書は、神奈川の大地での出来事を跡づけながら、日本列島形成の解明に、七人の研究者が挑んだものである。

目次

序章 神奈川を取り巻く陸と海
1章 大陸の縁に形成された日本列島の土台(ジュラ紀〜新第三紀中新世)
2章 日本海、フォッサマグナの形成と伊豆・小笠原弧の衝突(新第三紀中新世〜鮮新世)
3章 南部フォッサマグナの付加体(新第三紀中新世)
4章 現在も続く伊豆・小笠原弧の衝突(新第三紀鮮新世〜第四紀)
5章 フォッサマグナとプレート境界(現在)
終章 神奈川の大地の生い立ち

出版社
商品紹介

4つのプレートが重なる神奈川の大地では様々な地球科学現象が起きている。一億年の出来事を跡づけながら日本列島形成の解明に挑む。

著者紹介

藤岡 換太郎 (フジオカ カンタロウ)  
1946年生まれ。元独立行政法人海洋研究開発機構特任上席研究員、神奈川大学・桜美林大学非常勤師。理学博士。専門は海洋地質学
平田 大二 (ヒラタ ダイジ)  
1955年生まれ。神奈川県立生命の星・地球博物館館長。専門は地質学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)