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ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法

講談社現代新書 2768

出版社名 講談社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-06-539011-5
4-06-539011-7
税込価格 1,078円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

人生を変える、新しい形のミーティング。討論なし。批判なし。結論なし。「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、なぜこれほど人生を豊かにするのか?私たちが囚われている「不毛な会議」観を根底からひっくり返す!

目次

第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング(ギャンブル脳とは
自助グループの独特なミーティング ほか)
第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ(オープン・ダイアローグの発見
オープン・ダイアローグの実際 ほか)
第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング(悪を生む会議の現在
旧日本軍の悲惨な作戦会議 ほか)
第四章 答えは質問の不幸である(モーリス・ブランショと「サン・ブノワ通りの仲間たち」
サン・ブノワ通りのマルグリット・デュラス ほか)

出版社・メーカーコメント

討論なし。結論なし。「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、なぜこれほど人生を豊かにするのか?私たちが囚われている「不毛な会議」観を根底からひっくり返す!人生を変える、新しい形のミーティング本書の内容●薬もカウンセリングも効果がなかったギャンブル症者が、自助グループのミーティングで回復。●「言いっ放し、聞きっ放し」。討論なし。結論なし。要約すらなし。●「ネガティブ・ケイパビリティ」と「オープン・ダイアローグ」が、新しいミーティングの二大要素。●ネガティブ・ケイパビリティとは、「不確かさや神秘さ、疑いの中に、事実や理を性急に頼ることなく、居続けられる能力」。●オープン・ダイアローグの核心は、ポリフォニー(多声性)。●答えのない世界に身を置いて、対話し続けるうちに、思いもかけない世界が見えてくる。●評価を放棄することで、自由で自然な対話が生まれる。●ミーティングは、雑多な意見が披露され、種々の声が行き交うカーニバルのようであるべき。●「答えは質問の不幸である」。すぐに答えを求めることは可能性を閉ざす。●ラカン、メルロ=ポンティ、カミュ、バタイユ、ミッテランらフランスの知性を輩出したパリのアパルトマンで、日夜繰り広げられた終わりなき対話。《目次》第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング第二章 心の病を治すオープン・ダイアローグ第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング第四章 答えは質問の不幸である

著者紹介

帚木 蓬生 (ハハキギ ホウセイ)  
1947年、福岡県生まれ。作家、精神科医、医学博士。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。93年に『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年に『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年に『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年に『水神』で新田次郎文学賞、11年に『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年に『蝿の帝国』『蛍の航跡』(「軍医たちの黙示録」二部作)で日本医療小説大賞、13年に『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年に『守教』で吉川英治文学賞および中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)