
日本の近代猪瀬直樹著作集 9
唱歌誕生 ふるさとを創った男
日本の近代 猪瀬直樹著作集 9
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2002年8月 |
ISBNコード |
978-4-09-394239-3
(4-09-394239-0) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 286P 19cm |
シリーズ名 | 日本の近代猪瀬直樹著作集 |
商品内容
要旨 |
「こころざし」を、ふたたび。私利私欲だけでは前に進めない時があるから―。ミス上海、シルクロード探検隊、そして唱歌…。明治の夢に憑かれた絢爛たる群像のなかに「故郷」誕生の謎が隠されていた。 |
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目次 |
第1章 いつの日にか帰らん |
出版社・メーカーコメント
文部省唱歌「故郷(ふるさと)」誕生の秘められたドラマ長野県内の小学校教師だった国文学者・高野辰之は、向学心に燃えて故郷を飛び出したものの、志を果たせず文部省の下級官吏になっていた。作曲家・岡野貞一は鳥取県の没落士族の家に生まれ、飢餓線上をさまよったがやがてキリスト教会に引き取られて賛美歌と出会い、その後東京音楽学校に入学、さらに母校で教鞭をとっていた。「文部省唱歌」として広く知られている「故郷」の他「春がきた」「春の小川」「朧月夜」はこのコンビによる作品である。この二人に加え、ミス上海、シルクロード探検隊といった二人をとりまく絢爛たる群像を追いながら、私利私欲だけでは前に進めないときがあった明治という時代の「夢」を浮き彫りにしていく。