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日本の近代猪瀬直樹著作集 11

日本凡人伝

日本の近代 猪瀬直樹著作集  11

出版社名 小学館
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-09-394241-6
4-09-394241-2
税込価格 1,210円
頁数・縦 237P 19cm
シリーズ名 日本の近代猪瀬直樹著作集

商品内容

目次

暗い日曜日―葬式中継アナウンサー・ラジオ日本・制作第一部長 大林晃氏の場合
“田植え”の秘密―スジ屋・東京北鉄道管理局・運転部列車課長 山崎喜三郎氏の場合
キョーフの臭才感覚―調香師・株式会社資生堂・研究所香料研究室主任研究員 上野山重治氏の場合
去れどわれらが日々―都バス車掌・東京都交通局・目黒自動車営業所車掌 丸山絹子女史の場合
火事場インタヴュー入門―消防調査員・東京消防庁予防部・調査課原因調査係主任 渡辺政彦氏の場合
11、506頭のブルース―捕鯨砲手・日本共同捕鯨株式会社・捕鯨船砲手 背古昌尚氏の場合
乗りかえ哲学―地下鉄車掌・帝都高速度交通営団・赤坂見附駅務区首席助役 柿尾雅夫氏の場合
いつもの身の上話―都はるみマネージャー・株式会社サンミュージックプロダクション・第一制作チーフマネージャー 横山昌良氏の場合
俺の消しゴム―トラブム処理係・株式会社講談社・編集総務局編集総務部次長 小松道男氏の場合
嗚呼、ルネッサンス―億ション販売人・東高ハウス株式会社・取締役社長室長 山田忠氏の場合
明後日のジョー―刑事被告人・劇画王・梶原一騎 高森朝樹氏の場合
素晴らしい死を迎えるために―日本最初のホスピス院長 原義雄氏の場合

出版社・メーカーコメント

日本の近代を「現場」でつくった人々の声。〈サラリーマンというけれど、いったい会社で何をやっているのか。実は、妻も子供も、もちろん隣人もあまりよく知らない。でも、それはもしかしたら自分によく似た人。鏡の向こうのあなたであるかもしれない。〉…そんなコンセプトで始まった、ヨイショ企画にはない痛快さが味わえるインタヴュー集。有名人でも何でもない「フツー」の人に対して、ときに本気で怒らせながら、巧みに本音を引き出す技術は、ジャーナリストを目指す者にとって大いに参考になる。同時に「日本の近代」が、名もない人々によって支えられ育まれていったことがわかるのだ。巻末には「猪瀬直樹」が、なぜ「物議を醸す男」になったのかをうかがわせるエッセイ式略年譜も掲載。

著者紹介

猪瀬 直樹 (イノセ ナオキ)  
1946年長野生まれ。『ミカドの肖像』で87年第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。既成の常識に捉われないユニークな視点でつぎつぎと作品を発表、『ペルソナ三島由紀夫伝』『マガジン青春譜川端康成と大宅壮一』『ピカレスク太宰治伝』の作家評伝三部作が話題に。2002年6月、道路関係四公団民営化推進委員に任命された。政府税制調査会委員、日本ペンクラブ理事・言論表現委員長、日本文芸家協会理事、国際日本文化研究センター客員教授、東京大学客員教授など幅広い領域で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)