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愛と戦いのイギリス文化史 1900−1950年

出版社名 慶応義塾大学出版会
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-7664-1328-1
4-7664-1328-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 366P 21cm

商品内容

要旨

二度の世界大戦でイギリスはどう変わったのか。階級、セクシュアリティ、ナショナリズム、メディアなど多彩な観点から、20世紀前半の“大英帝国”を浮き彫りにする。

目次

第1部 階級・くらし・教育(「ウィガン波止場」から見たイギリス―「階級」という厄介なもの
社会をつくりなおす―「再建」の社会主義
学校に行こう―イギリスの教育と階級
ミュージアムの冒険―イースト・エンドと芸術教育)
第2部 セクシュアリティ・女・男(友愛?ソドミー?―男性同性愛と性科学の階級的変奏
愛と母性と男と女―イギリス大戦間期フェミニズム
エロスと暴力―大戦後の精神分析と文学
空襲下の夢幻―第二次世界大戦期のロンドンと幽霊物語)
第3部 イギリス・帝国・ヨーロッパ(帝国の見世物―プリンス・オヴ・ウェールズの海外ツアーと大英帝国博覧会
退化と再生―フィジカル・カルチャー、優生学、ファシズム
アフリカ・カリブ・ヨーロッパ(そして女)―帝国周縁の風景より
国民文化と黄昏の帝国―英文学・イングランド性・有機体論
退屈と帝国の再編)
第4部 メディア(英文学の変貌と放送の誕生―階級・メディア・2つの世界大戦
イギリス映画とは何か?―ナショナル・シネマの完成まで
『ピクチャー・ポスト』の時代―ジャーナリズムとフォトジャーナリズム
メディアとプロパガンダ―戦争をめぐる大衆説得術の系譜
1950年代―労働党政権と想像的なものの意味)

著者紹介

武藤 浩史 (ムトウ ヒロシ)  
慶應義塾大学法学部教授。英国ウォリック大学大学院博士課程修了(Ph.D.)
川端 康雄 (カワバタ ヤスオ)  
日本女子大学文学部教授。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
遠藤 不比人 (エンドウ フヒト)  
首都大学東京助教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
大田 信良 (オオタ ノブヨシ)  
東京学芸大学教育学部助教授。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
木下 誠 (キノシタ マコト)  
東京成徳大学人文学部助教授。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)