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小林秀雄 越知保夫全作品

新版

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-7664-2260-3
4-7664-2260-0
税込価格 3,740円
頁数・縦 543,8P 20cm
シリーズ名 小林秀雄

商品内容

要旨

新書簡・新解説・索引などを追加収録した新版。名作「小林秀雄論」から、フランス文学、芸術、古典を論じる日本カトリック文学の至高の作品集。

目次

小林秀雄論
近代・反近代―小林秀雄「近代絵画」を読む
小林秀雄の『近代絵画』における「自然」
ルオー
ルウジュモンの『恋愛と西洋』を読む
『恋愛と西洋』に対するサルトルの批評について
「あれかこれか」と「あれもこれも」―ダーシーの『愛のロゴスとパトス』を読む
ガブリエル・マルセルの講演
道化雑感
宇野千代の『おはん』
チエホフの『三人姉妹』
モスクワ芸術座のリアリズム
クローデルの『マリアへのお告げ』について
モンテーニュの問題
個と全体
能と道化
好色と花―エロスと様式
すき・わび・嫉妬
パントマイム「惨事」―グリムの童話より
楽劇 ブオンコンテの最後―ダンテ神曲「煉獄篇」より脚色

書簡・その他
越知保夫に関するエッセイ・評論
越知保夫年譜
求道の文学―越知保夫の生涯と作品

著者紹介

越知 保夫 (オチ ヤスオ)  
1911年、大阪市西淀川区姫島生まれ。批評家・詩人。東京の暁星小学校のときカトリックの洗礼を受ける。第一高等学校から東京帝国大学文学部仏文科へ進学。高校のころから吉満義彦に師事する。大学に進学後、左翼運動に参加し、投獄。その後、文学活動をはじめ、1940年から43年の間、吉田健一や中村光夫らが参加した雑誌「批評」に詩を発表。1954年から晩年にかけて、同人誌「くろおぺす」に小林秀雄論やジョルジュ・ルオー論、フランス文学論、演劇論、日本の古典論などを発表。1961年没
若松 英輔 (ワカマツ エイスケ)  
批評家。『井筒俊彦全集』編集担当。1968年生まれ、慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)