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存在の概念と実在性

井筒俊彦英文著作翻訳コレクション

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-7664-2456-0
4-7664-2456-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 254,12P 22cm

商品内容

要旨

何かが「ある」、それは「何」なのか。西洋哲学と接点を探りつつ、“存在”と“本質”をめぐるイスラーム形而上学の真髄を知らしめた一冊、待望の邦訳。

目次

1 イスラームにおける形而上学的思考の基本構造
2 東西の存在主義
3 ワフダト・ウジュード(wahdat al‐wujud)の分析―東洋哲学のメタ哲学に向けて
4 サブザワーリー形而上学の根本構造(サブザワーリー形而上学の意義
存在の観念と存在の実在性 ほか)

おすすめコメント

ギリシャ・スコラ哲学、西洋哲学との接点を探りつつ、〈存在〉と〈本質〉をめぐるイスラーム形而上学を知らしめた一冊、待望の邦訳。

著者紹介

井筒 俊彦 (イズツ トシヒコ)  
1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。1979年、日本に帰国してからは、日本語による著作や論文の執筆に勤しみ、『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去
鎌田 繁 (カマダ シゲル)  
東京大学名誉教授、日本オリエント学会前会長。イスラーム神秘思想・シーア派研究
仁子 寿晴 (ニゴ トシハル)  
同志社大学非常勤講師。イスラーム哲学・中国イスラーム思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)