黒い雨に撃たれて 二つの祖国を生きた日系人家族の物語 上
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2020年7月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2685-4
(4-7664-2685-1) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 254P 20cm |
シリーズ名 | 黒い雨に撃たれて |
商品内容
要旨 |
ワシントン州シアトルで、広島県出身の父・克二と母・キヌのあいだに4男1女の次男として生まれたハリーは、父・克二の死後、母キヌと兄弟・姉とともに広島に移住するが、日本に馴染めず、1938年に帰米。ところが、1941年アジア太平洋戦争勃発に伴い、一年後にハリーの後を追って帰米した姉のメアリーとともに、アリゾナ州のヒラ・リバー強制収容所に収監される。一方、ハリーの兄ヴィクターと弟のピアス、フランクは母とともに広島に残った。太平洋戦争前に召集を受けたヴィクターだけでなく、やがて彼ら三人ともが帝国陸軍に召集される運命にあった。日米開戦によって二つの祖国のあいだで身を引き裂かれた日系人の生を描く壮大な歴史絵巻。 |
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目次 |
1 アメリカに生まれ、二つの文化で育つ(オーバーンの故郷にて |
おすすめコメント
米国陸軍大佐であり、著名な言語学者でもあった日系二世ハリー・フクハラ(1920?2015)と、その家族が辿った波乱の生涯を軸に、日米開戦によって二つの祖国の間で身を引き裂かれた日系移民の過酷な運命を、流麗な筆致で描き出す壮大な歴史絵巻。