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そして私も音楽になった サウンド・アッサンブラージュの人類学

出版社名 うつつ堂
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-910855-01-1
4-910855-01-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 309P 19cm

商品内容

要旨

沙漠の老楽師のしゃがれ声、口パクのステージ、踊り子が誘う視線、倉庫に眠っていたガムラン楽器、オンラインでの静かな息づかい…言葉にならない「音楽」を、あえて語ろう。音楽にはあらゆるモノをつなげる力がある。そこに居合わせた「私」もまた、音楽を織りなすアクターとなる。このプロセスと動態をときほぐす、世界で生成する「音楽の力」の民族誌。

目次

序章 「音楽の力」を取り戻すための試論
第1部 つながる(媒介)(音が編み込む力―インド・タール沙漠の芸能世界が教えてくれたこと
「見せる場」から「音楽とともにいる場」へ―ウガンダの学校と盛り場で
音を継ぎ合わせる「視線」―インドの歌舞踊ラーワニーの舞台実践から)
第2部 うみだす(創造)(醸される島の音の力―三宅の声と太鼓が生み出すアッサンブラージュ
つながりを手繰り寄せる/選り分ける―社会的存在としてのチベタン・ポップ
調を外れて響き合うトーンチャイム―サウンド・アッサンブラージュの授業風景)
第3部 つたえる(継承)(制度と情動をめぐる相剋―東北タイのモーラム芸能にみる暴力・性・死
一切をつむぎ、交感するアッサンブラージュの力―高知におけるガムランプロジェクトの実践を通して
媒介、愛着、継承―ソロモン諸島アレアレにおける在来楽器アウをめぐって)
補論 仮想空間で音楽になること

著者紹介

小西 公大 (コニシ コウダイ)  
1975年生まれ。所属:東京学芸大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)