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武士の誕生

講談社学術文庫 2150

出版社名 講談社
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-06-292150-3
4-06-292150-2
税込価格 1,298円
頁数・縦 315P 15cm

商品内容

要旨

草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか―。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。起源と成長をめぐる新視点。

目次

序章 ある武士団のものがたり―烟田一族の盛衰(中世武士団烟田氏の世界へ
烟田氏のルーツ ほか)
1 怨乱―蝦夷問題の遺産(三善清行の防衛白書
蝦夷問題と新羅問題 ほか)
2 反乱―坂東の夢(「兵」の時代へ
王朝国家と軍事貴族 ほか)
3 内乱―棟梁の時代(兵から武士へ
国衙と武士 ほか)
終章 武士の発見(坂東の履歴
中世とは何か ほか)

おすすめコメント

古代末期の蝦夷征服戦争が東国に撒いた「武の遺伝子」は、平将門、源義家、頼朝らに育まれ、花開いた。活況を呈する武士論の決定版。

著者紹介

関 幸彦 (セキ ユキヒコ)  
1952年北海道生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻後期博士課程修了。日本大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)