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ほんとはものすごい幕末幕府 消し去られた江戸幕末史と明治維新

じっぴコンパクト新書 333

出版社名 実業之日本社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-408-33744-9
4-408-33744-7
税込価格 880円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

江戸幕府の政治は行き詰まって失敗した、それを打倒した薩摩や長州が正しいとする明治維新史観。歴史の教科書で当たり前のように刷り込まれた、幕末の江戸幕府のイメージは正しいのか?幕府の組織、人材登用術、現在の政府では閣僚にあたる大老・老中の能力、外交や朝廷との関係、軍備を知るとわき起こる「こんなに強くてどうして滅びた?」との疑問…。江戸幕府崩壊の真実に迫る!

目次

1 すごい組織―幕末幕府の体制(幕府を中心とした磐石な「中央集積体制」―幕藩体制の全容
薩長に恐れられた「最後の将軍」の才覚―徳川慶喜の真実 ほか)
2 すごい人材―幕末幕府の閣僚(水野忠邦―じつは功労者だった!
阿部正弘―開国に舵を切った穏便派 ほか)
3 すごい外交・軍備―幕末幕府の海防(「ひたすら打ち払うだけ」ではなかった!外国船への対応にみる柔軟な外交戦略
国際社会へ華々しくデビューした海外使節団のメンバー ほか)
4 そんな幕府が、なぜ滅亡したのか?(歴史に存在する不思議の負け
「幕末幕府」を見直す 幕末の始点―天保改革 ほか)

著者紹介

野口 武彦 (ノグチ タケヒコ)  
1937年東京生まれ。作家、文芸評論家、神戸大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院博士課程中退。ハーバード大学イエンチン研究所客員研究員、プリンストン大学極東言語学部客員教授、ブリティシュ・コロンビア大学アジア学部客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)