• 本

四月になれば彼女は

出版社名 実業之日本社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-408-53475-6
4-408-53475-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 385P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • いやー良かった!久しぶりに自分の青春時代が思い出されて、懐かしい気持ちでいっぱいになった。舞台は青森。高校の卒業式の3日後の一日間の出来事を綴った一作である。特筆すべきは、主人公との会話の場面。素朴な東北人の人柄がユーモアあふれつ筆致で見事に表現されており、思わず、くすりとしてしまう場面にあふれていつ。特に・・・・・・・しようと胡散臭いバーを訪ねたときの会話のやり取りは秀逸。是非読んでみて下さい。(のり)

    (2005年8月7日)

商品内容

要旨

駆け落ちの手伝い。不良グループとのケンカ。就職取り消し。セックスの誘惑。基地のアメリカ兵との死闘。そして、初恋の彼女との再会…。肩を壊して野球選手への夢をあきらめ、無為な日々をすごしていた沢木圭太が、八甲田山を望む春まだ浅い故郷の街で経験した、スリリングな二十四時間。人生の岐路に立つ若者群像をヴィヴィッドに描き出す、名手待望の自伝的長編。

出版社
商品紹介

1960年代末の青森を舞台に、高校を卒業し社会に巣立つ前日の若者達を描く、『翼はいつまでも』の著者が贈る長編青春グラフィティ。

おすすめコメント

駆け落ちの手伝い。不良グループとのケンカ。就職取り消し。セックスの誘惑。基地のアメリカ兵との死闘。そして、初恋の彼女との再会・・・。肩を壊して野球選手への夢をあきらめ、無為な日々を過ごしていた沢木圭太が、八甲田山を望む春まだ浅い故郷の街で経験した、スリリングな二十四時間。『翼はいつまでも』の感動をふたたび!青春小説の名手が放つ、純愛グラフィティの傑作。「高校を卒業した三日後。あの特別な一日が宙ぶらりんなぼくに未来を生きる勇気をくれた」

著者紹介

川上 健一 (カワカミ ケンイチ)  
1949年青森県生まれ。十和田工業高校卒業。77年『跳べ、ジョー!B・Bの魂が見てるぞ』で第28回小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。『雨鱒の川』『ららのいた夏』など多数の著書があるが、体調を崩して執筆から遠ざかる。2001年、11年ぶりに上梓した『翼はいつまでも』で復活。同作品は第17回坪田譲治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)