• 本

はじめからその話をすればよかった

出版社名 実業之日本社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-408-53632-3
4-408-53632-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 315P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • エッセイと掌編小説がたくさんつまった、宝箱のような本です。特にお子さん達とのエピソードがかわいらしくて大好きです。ぴっかり君、しっかり君、2らのおっとりさん(このお話は何回読んでもぷっと吹き出してしまいます。2ら・・)。3兄妹がそれぞれ違ってみんないいんです。私も子供達をしっかりとやんわりと受け止められる、こんなお母さんになりたいと思いました。そして福井新聞で読んだ時、涙が止まらなかったサイン会のお話と、「卒業の春」にという卒業する方々に贈った言葉達。宮下さんという方は、ふわふわしているみたいなのに、どこか勇ましい。あこがれます。

    (2014年11月14日)

商品内容

要旨

瑞々しくて、あたたかい宮下小説ワールドの原風景を網羅。小説を書く理由、自著の創作秘話、三人の子供たちを愛おしむ日々、大好きな本や音楽と共にある暮らし…デビューから9年間で紡がれたエッセイ81編+単行本初収録の掌編小説4編。

目次

日々、つれづれ(ひよこ豆、おはじき、蝉の抜け殻
オムレツ以後 ほか)
掌編 オムライス
本のことときどき音楽、漫画、映画(確かに存在していた―『野性の葦』
だいじょうぶ、だいじょうぶ―『こんとあき』 ほか)
掌編 あしたの風
掌編 ちゅうちゅう
自分の本を解説(『スコーレNo.4』
『遠くの声に耳を澄ませて』 ほか)
ひとさまの本を解説(山本幸久『男は敵、女はもっと敵』
辻村深月『太陽の坐る場所』 ほか)
掌編 サンタクロースの息子

出版社
商品紹介

宮下小説ワールドの原風景ともいえる81編の文章を収めた待望の初エッセイ集。自作解説と単行本未収録の掌編小説4編も収録。

出版社・メーカーコメント

待望の初エッセイ集!――“宮下奈都”を形作るもの、すべてがここにある―― 迷いながらも真摯に生きる登場人物の姿を、瑞々しい文章で丁寧にすくいあげる作風で、初の単行本『スコーレNo.4』刊行以来、静かな、けれども熱い視線を注がれ続けてきた著者。3作目の単行本『よろこびの歌』では、登場人物たちの成長が共感と注目を集め、シリーズ化を望む声に応え2012年に続編『終わらない歌』が上梓された。2011年刊行の『誰かが足りない』が2012年本屋大賞の第7位に選出されるなど、書店員からの熱い支持を受け、新作を待望される気鋭作家のひとりである。単独の著書として10冊目にあたり、『終わらない歌』以来1年ぶりとなる本書は、著者初のエッセイ集。小説を書く理由、自著の創作秘話、三人の子供たちを愛おしむ日々、大好きな本や音楽と共にある暮らし……。2004年の作家デビュー以来9年間で紡がれたエッセイ81編と、単行本初収録となる掌編小説4編を収める、宮下ファン必携、極上の一冊の誕生だ!

著者紹介

宮下 奈都 (ミヤシタ ナツ)  
1967年福井県生まれ。2004年「静かな雨」で文學界新人賞佳作に入選。07年に刊行された初の長編『スコーレNo.4』が話題になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)