• 本

日本文化のゆくえ

岩波現代文庫 学術 279

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-00-600279-4
4-00-600279-3
税込価格 1,364円
頁数・縦 321P 15cm

商品内容

要旨

家族、教育、経済、労働形態の変動、生死観、宗教、倫理の変容など、現代日本のかかえる様々な問題群を臨床的に読解することで、混迷・錯綜する現代日本文化の方向性を、分かり易く平明な文体で提示する。問題群の表層にとどまらない個々の問題の内部からの独自の分析と普遍化が、本書を日本でのユング派心理学の第一人者ならではのユニークな日本文化論としている。

目次

1 「私」探し
2 家族の未来
3 学校のゆくえ
4 仕事づくりの構図
5 豊かな消費を求めて
6 科学技術のゆくえ
7 異文化体験の軌跡
8 夢見る未来
9 現代人と芸術
10 「私の死」と現代
11 宗教と宗教性
12 アニミズムと倫理

おすすめコメント

家族、教育、経済、科学、芸術、宗教、倫理など、現代日本文化のかかえる問題群を臨床的に読解することで、日本文化の方向性をわかり易く平明に提示する。河合隼雄による日本文化論の到達点を示す。

著者紹介

河合 隼雄 (カワイ ハヤオ)  
1928‐2007年。兵庫県生まれ。心理学者・心理療法家。京都大学理学部卒。62年よりユング研究所に留学、ユング派分析家の資格取得。京都大学名誉教授。国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)