• 本

神社と政治

角川新書 K−98

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-04-082095-8
4-04-082095-9
税込価格 968円
頁数・縦 422P 18cm

商品内容

要旨

神社本庁は宗教法人ながら、日本会議などとも深くかかわり、神道政治連盟という組織をつくって、憲法改正などの政治的な活動を行っている。自然に宿る八百万の神を祀る神社がなぜ?政治学者が神道関係者との対話を通じ、その理由を解き明かす。

目次

神社が改憲運動をしてよいのか?―政教分離と公共性
神道のエッセンス―知っておくべき基礎知識
「神の道」の歴史―6段階の生成と発展
伝統からの考察―多様な神道解釈
日本人の共通で素朴な感性―「ご先祖様」への信仰
コミュニティの神道―神社創生へ
神社本庁の難題―二つのジレンマと幻の標準解釈
祭政一致の国家論―靖国神社と天皇の即位祭祀
国家神道と国民神道―日本における市民宗教の可能性
神道的な政治とは何か?―環境・平和・経済と象徴天皇の祈り
本来の「まつりごと」―憲法問題と政治の理念
グローバル化と国際的神道―地球的な習合と祭祀
コミュニティ神道の多層的発展―家族・地域・国民・人類

おすすめコメント

神社本庁は宗教法人ながら、日本会議などとも深くかかわり、憲法改正を訴えている。なぜか。神社は、自然への畏怖や祖先への感謝を祈る場所ではないのか? 政治学者が神道関係者との対話を通じ、その宗教性に迫る。

著者紹介

小林 正弥 (コバヤシ マサヤ)  
1963年東京都生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、同大地球環境福祉研究センター長、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。東京大学法学部卒業後、同大助手、ケンブリッジ大学客員研究員、千葉大学教授などを歴任。専門は政治哲学、公共哲学、比較政治。NHKの「ハーバード白熱教室」では解説もつとめた。最近はポジティブサイコロジーの研究にも取り組む。日本ポジティブサイコロジー医学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)