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ネットカルマ 邪悪なバーチャル世界からの脱出

角川新書 K−224

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-04-082145-0
4-04-082145-9
税込価格 1,012円
頁数・縦 203P 18cm

商品内容

要旨

「自分の全行動が見られ、必ずその報いを受けねばならないシステム」を仏教ではカルマ(業)という。ブッダは2500年前、このカルマこそが苦しみの根源であるとし、仏教という生き方を見いだした。そして現代、インターネットの出現が、ネットカルマとも呼ぶべき新たな苦しみを生み出しつつある。仏教研究者が、ブッダの智恵を手がかりに、ネットの怖さを克服しながら生きるすべを探る。

目次

第1章 現代社会が生んだ新しい苦(仏教はストレスと闘うために生まめた
仏教前夜―古代インドでは何が「苦」だったか ほか)
第2章 ネットカルマに対抗するために(善と悪の基準は何か
ネットの中にある善悪の二重構造 ほか)
第3章 ネットカルマが襲いかかってきたら(子どもたちに負の側面を教える
「ばれないだろう」はすでに古い考え ほか)
第4章 ブッダの言葉に学ぶ(時代を超えて普遍的な価値を持つ言葉
ブッダの言葉 ほか)

おすすめコメント

業(ごう)から逃れることを模索したブッダに、ネット時代の生き方を学ぶ 自らの行いが自らに帰すとする業。その思想に向き合い、乗り越える術を見出したのがブッダだった。現代のインターネットは業そのものであるとする仏教研究者が、ブッダの言葉にネット社会を生きるヒントを探っていく

著者紹介

佐々木 閑 (ササキ シズカ)  
1956年、福井県生まれ。花園大学文学部仏教学科教授。京都大学工学部工業化学科および、文学部哲学科仏教学専攻卒業。同大大学院文学研究科博士課程満期退学。カリフォルニア大学大学院留学を経て、現職。文学博士。専門は仏教哲学、古代インド仏教学、仏教史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)