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宗教改革者 教養講座「日蓮とルター」

角川新書 K−315

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-04-082346-1
4-04-082346-X
税込価格 1,012円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

現代は危機の時代だ。しかし、それは改革、革新、革命といった、人を動かす(時に人を殺しうる程の)思想が生まれる契機ともなる。日蓮とルター。東西の宗教改革の重要人物にして、誕生した当初から力を持ち、未だ受容されている思想書を著した者たち。なぜ彼らの思想は古典になり、影響を与え続けているのか?その力の源泉と、改革の先にある平和構築の鍵まで解き明かす。稀有な宗教講義!!

目次

第1講 東と西の革命児(「宗教改革」と「信仰分裂」
トランプ発言の鍵
トランプが就任後に聖書を引用したのは初めてだった ほか)
第2講 改革と革新の源流(『立正安国論』の解説が難しくなるのには理由がある
「不受不施派」
日蓮はあらゆる既存仏教を学んだ ほか)
第3講 日本と革命(トランプは何をやるかわからない
戦争の危機がかなり近づいている
危機の時代に生まれてきた二人 ほか)

おすすめコメント

なぜ彼らは影響力を持ち続けるのか?史上、異色の変革者の“力”を徹底分析未だ影響を与える二人の宗教改革者、ルターと日蓮。その“毒にも薬にもなる思想”を改めて分析し、比較対照することで、なぜ危機の時代に強い力をもつのか?私たちは何をつかむことが出来るのか?を徹底考察する。

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後東京拘置所に512日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』(新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌06年には『自壊する帝国』(新潮文庫)で第5回新潮ドキュメント賞、07年第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)