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地政学入門

角川新書 K−374

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-082388-1
4-04-082388-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 310P 18cm

商品内容

要旨

世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学は帝国と結びつくものであり、帝国の礎にはイデオロギーがある。地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもあるのだ。危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。帝国化する時代を読み解く鍵となる政治理論、そのエツセンスを具体例を基に解説する決定版!

目次

第1講 地政学とは何か(最も危険な理論
ユーラシアとは何か ほか)
第2講 ハートランドの意味(複数パラダイムの同時進行
ギリシャ哲学の方法論は「観察」 ほか)
第3講 ヨーロッパと中東(パリでのテロは今後も続く
ロシアの飛行機をエジプトに落とした理由 ほか)
第4講 海洋国家とは何か(出島以外にもあった鎖国時代の交易の窓
信頼醸成サミットの目的 ほか)
第5講 二一世紀の地政学的展望(長い時間がたっても動かないもの
宗教は重要な地政学の要因 ほか)

出版社・メーカーコメント

世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版!米中対立の激化に、イランを筆頭に勢力圏の再編が進む中東に混迷の中央アジア、ブロック化と理念維持の狭間で苦闘するEUに反日と反韓の疑似戦争が続く東アジア等。複雑な国際情勢を読み解く鍵、地政学を徹底解説!

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後東京拘置所に512日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』(新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌06年には『自壊する帝国』(新潮文庫)で第5回新潮ドキュメント賞、07年第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)