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軍拡国家

角川新書 K−477

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-04-082480-2
4-04-082480-6
税込価格 990円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

戦後の歴代政権が維持してきた武器輸出の原則禁止が、2014年に解禁されて10年が過ぎた。この間も一定の歯止めが設けられてきたが、岸田政権下で一気に緩和し、殺傷能力を持つ武器まで輸出可能に。防衛予算も激増した。背景にある政治家の思惑、空虚な日米同盟、製造現場の人々の思いなど、取材を続ける著者が伝える。

目次

第一章 武器輸出解禁からの10年
第二章 安保三文書の衝撃―輸出範囲がなし崩し的に拡大
第三章 防衛産業の拡大を後押しするメディア
第四章 要塞化が進む南の島々
第五章 瀬戸際のアカデミア
第六章 記者として、そして一人の人として

出版社・メーカーコメント

5年で43兆円の防衛費増、敵基地攻撃能力の保有……周辺諸国の脅威が声高に叫ばれる中、専守防衛という国の在り方は大転換した。本当に平和に資するのか。防衛問題を追い続けてきた著者による最新レポート。

著者紹介

望月 衣塑子 (モチヅキ イソコ)  
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞社に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などを担当し、事件を中心に取材する。経済部などを経て社会部遊軍記者。2017年6月から菅官房長官の会見に出席し、質問を重ねる姿が注目される。そのときのことを記した著書『新聞記者』(角川新書)は映画の原案となり、日本アカデミー賞の主要3部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)