あのとき始まったことのすべて
角川文庫 な51−3
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2012年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-100322-0
(4-04-100322-9) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 316P 15cm |
書店レビュー
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- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
中村航が描く主人公はすごく共感できるところが多く憧れるところも多い。そしてヒロインは面白くて可愛い。そのやりとりを読むだけでいい。中学の卒業式以来10年振りに再会した2人。そして意外な展開(まぁベタといったらベタ)切ないラブストーリーを書かせたら中村航より魅力的な作家を私は知りません。「好きな人のパーカーのフードには何か入れたくなるんだよ」は名言。そんな状況でフードに何か入っていたら…それだけで、もうねぇ…かなりの名言です。ただ本作1番のお気に入りは「寿司とナックルボールは回転しないほうがいい」こういうのを随所に挿入してくるセンスが素晴らしい。
(2012年8月4日)
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商品内容
要旨 |
社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった―。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。 |
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出版社・メーカーコメント
胸が熱くなるラブ・ストーリー 社会人三年目――中学時代の同級生の彼女との再会が、僕らのせつない恋の始まりだった……。『100回泣くこと』『僕の好きな人が、よく眠れますように』の中村航が贈るラブ・ストーリー。 【著訳者紹介】 1969年岐阜県生まれ。芝浦工業大学卒。2002年『リレキショ』で文藝賞を受賞してデビュー。04年『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞。著書に『100回泣くこと』『僕の好きな人が、よく眠れますよう』『星に願いを、月に祈りを』など多数。