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資本主義こそが究極の革命である 市場から社会を変えるイノベーターたち

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-04-102993-0
4-04-102993-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 213P 19cm

商品内容

要旨

インターネットによるジャーナリズムが市民社会を革新すると期待された10年前。しかし現実には変革は起こらず、むしろ閉塞感のある社会になってはいないだろうか。では、世の中に希望はないのか。宇野常寛は情報社会を再検討する中で一つの答えに辿り着く。資本主義こそが究極の革命であると。つまり、サービスを設計する経営者たちが、テクノロジーを手掛けるエンジニアたちが、仕事を通じて得た思想とビジョンを背景に着実に世の中を変えていたのだ。その先駆者8人との、未来への対話集。

目次

1 川鍋一朗(都市・地方と「交通」)過疎化する地方でタクシーが果たす使命―日本交通・川鍋一朗が描く「交通」の未来
2 粟飯原理咲(「ポスト主婦」の時代の食とライフスタイル)「中食」はポスト戦後の食文化にどう介入するか―アイランド・粟飯原理咲が語る「お取り寄せ」の現在
3 野林徳行(生活サービスとコンビニ)なぜネット時代に『ゼクシィ』は売れ続ける?―レッグス・野林徳行の「顔が浮かぶ」マーケティング
4 安藝貴範(ホビーとカルチャー)僕らに『スター・ウォーズ』さえあれば―グッドスマイルカンパニー・安藝貴範が語るオタク文化の世界戦略
5 古川健介(「文化を生む」ためのインターネット)そもそも検索ワードなんて要らない?―nanapi・古川健介が語る「ポスト検索」の時代
6 森健志郎(教育とインターネット)動画教育が可視化する新しい日本人の人生設計とは―スクー・森健志郎の学歴社会「解体プラン」
7 北川拓也(「モノ」と人間の関係)人間の意識を変革するECサイトは可能か?―理論物理学者・北川拓也が楽天で得た「哲学」
8 安宅和人(神経科学と「言語」)「人間」を単位に考えるのは生命に失礼―『イシューからはじめよ』著者・安宅和人が神経科学とマーケティングの間で考えてきたこと

著者紹介

宇野 常寛 (ウノ ツネヒロ)  
1978年生まれ。評論家/批評誌『PLANETS』編集長。京都精華大学非常勤講師、立教大学兼任講師、J‐WAVE「THE HANGOUT」月曜ナビゲーター、日本テレビ「スッキリ!!」木曜コメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)