• 本

知の巨人 荻生徂徠伝

角川文庫 時−さ52−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-04-104213-7
4-04-104213-5
税込価格 814円
頁数・縦 405P 15cm

商品内容

要旨

江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥…どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。

おすすめコメント

近代思想の礎を築いた不屈の天才の生涯を描く、直木賞作家渾身の歴史長編! 日本人が知と知を競い合っていた江戸時代中期。当時全盛期だった中国伝来の朱子学を乗り越え、儒学に新風を巻き起こした男、荻生徂徠。父の江戸追放、貧困に喘ぐ日々、学者たちからの批判と反撥……様々な苦難が立ちはだかろうとも、徂徠は学問への情熱をたやすことはなかった。不屈の天才の全てが此処に……歴史長編の金字塔! 解説・宇野重規

著者紹介

佐藤 雅美 (サトウ マサヨシ)  
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒、雑誌記者を経て作家となる。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)