• 本

陰獣

角川ホラー文庫 Hえ1−4 江戸川乱歩ベストセレクション 4

出版社名 角川書店
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-04-105331-7
4-04-105331-5
税込価格 572円
頁数・縦 204P 15cm

商品内容

要旨

探偵作家の寒川に、資産家夫人、静子が助けを求めてきた。捨てた男から脅迫状が届いたというが、差出人は人気探偵作家の大江春泥。静子の美しさと春泥への興味で、寒川は出来るだけの助力を約束するが、春泥の行方はつかめない。そんなある日、静子の夫の変死体が発見された。表題作のほか、愛する女に異常な執着を示す男の物語、「蟲」を収録。男女の情念を描いたベストセレクション第4弾。

おすすめコメント

巧妙なトリックが仕掛けられた犯罪の意外な結末!幸せをつかんだ女のもとに、女が昔捨てた男からの執念の脅迫状が届く。差出人の男は謎めいた探偵作家。女の夫が水死体で発見されると、その脅迫状はぴたりとやむが……。意外な結末とは!?

著者紹介

江戸川 乱歩 (エドガワ ランポ)  
1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」「心理試験」「孤島の鬼」などの探偵小説を次々発表。「人間椅子」「押絵と旅する男」「鏡地獄」「芋虫」「陰獣」「屋根裏の散歩者」「黒蜥蜴」など、怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残す。65年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)