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後宮に月は満ちる 金椛国春秋

角川文庫 し55−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-04-105693-6
4-04-105693-4
税込価格 704円
頁数・縦 286P 15cm

商品内容

要旨

大陸の強国、金椛国。一族が殉死となった悲劇の名門・星家の生き残り、遊圭は、女装し後宮で女官として勤めることに。薬膳の知識と教養を認められ、美貌の宦官・玄月に全てを知られながらも、手足として働くことになったのだ。今度の指令は、皇太后の娘・麗華の健康回復。彼女は引きこもりで厭世的な、かなりの難敵。しかしそれは影向きで、本当の任務は、麗華の母・皇太后の陰謀調査で…。中華後宮ファンタジー第2弾!

おすすめコメント

大陸の強国、金椛国(きんかこく)。皇帝の代替わりに際し、一族郎党殉死という悲劇となった名門・星家の御曹司、遊圭(ゆうけい)は、町娘の明々(めいめい)の救いにより、女と偽り後宮で女官として務めることに。家事働きは全くできず、「使えない」という烙印を押された遊圭だったが、叩き込まれた教養と、生来の虚弱体質のため身についた薬膳の知識によって、次第に後宮で必要とされる存在に。美貌の宦官・玄月(げんげつ)に正体を疑われつつも、「使える」存在になったことで命拾いした遊圭。今度は皇太后の娘で引きこもりのぽっちゃり姫・麗華(れいか)の心身の健康のため、公主の部屋付きを命じられることに。そして後宮に渦巻く女達の野心と怨念が生む陰謀に巻き込まれて……。大人の男になるまでに、遊圭は果たして後宮を出られるか? 知識と機転で切り抜けろ! 中華後宮ファンタジー第2弾!

著者紹介

篠原 悠希 (シノハラ ユウキ)  
島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)