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蒼天見ゆ

角川文庫 時−は42−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-04-105736-0
4-04-105736-1
税込価格 748円
頁数・縦 379P 15cm

商品内容

要旨

時は幕末。西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。息子の六郎は復讐を固く誓うが、“仇討禁止令”の発布により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが―。時代にあらがい、信念を貫いた“最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。

おすすめコメント

一生を復讐に捧げた男の数奇な人生。日本史上最後の仇討ちを描いた歴史長篇 秋月藩士の父、そして母までも惨殺された臼井六郎は、固く仇討ちを誓う。だが武士の世では美風とされた仇討ちが明治に入ると禁じられてしまう。おのれは何をなすべきなのか。六郎が下した決断とは?

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。16年『鬼神の如く黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)