• 本

第二開国

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-04-109001-5
4-04-109001-6
税込価格 2,035円
頁数・縦 395P 19cm

商品内容

要旨

父親の介護のため地元・奄美大島にUターンした昇雄太。長年過疎と人口減少に悩まされていた町は、巨大クルーズ船寄港地を中心としたIR誘致計画により、活気を取り戻しつつあった。この事業は、圧倒的巨大資本の力で雇用創出とインフラ整備を実現し、町の、そして日本の救世主となる―多くの島民がそう思っていた。ところが計画が着々と進むある時、昇はクルーズ船“エデン号”の前代未聞の事業内容を突きつけられる。門戸開放か排斥か。様々な思惑が渦巻く計画を前に、島民たちの決断は?

出版社・メーカーコメント

奄美の村に押し寄せる、グローバリズムの波。圧巻の社会派ミステリー!奄美の美しい村に、数万の外国人観光客を乗せた超巨大クルーズ船〈エデン号〉がやって来る――。船の停泊する港を中心としたIR誘致計画に町が湧く中、地元に戻った昇雄太は、この計画の真の目的に直面する。

著者紹介

藤井 太洋 (フジイ タイヨウ)  
1971年、奄美大島生まれ。2012年7月、SF小説『Gene Mapper』をセルフ・パブリッシングで電子出版。同年の国内Kindle本ストアで、最も売れた小説・文芸作品となる。13年、『Gene Mapper‐full build‐』(早川書房)で商業出版デビュー。15年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞と第46回星雲賞を受賞。その後も19年『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞、22年には雑誌連載作品「マン・カインド」で第53回星雲賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)