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青嵐の坂

角川文庫 時−は42−11

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-04-111431-5
4-04-111431-4
税込価格 748円
頁数・縦 333P 15cm

商品内容

要旨

扇野藩は度重なる災害により破綻寸前の危機に瀕していた。藩主の千賀谷定家は困難を脱するために郡代の桧弥八郎を中老に抜擢、藩政改革にあたらせた。しかし、厳しい年貢の取り立ては農民の離村を招き、果てに弥八郎は賂の疑いで切腹してしまう。娘の那美は偏屈で知られる親戚の矢吹主馬のもとに身を寄せるが、彼には生前の弥八郎から託された、ある使命があった。悪に屈せず、信念を貫いた武士を描く、清廉極まる時代小説。

出版社・メーカーコメント

正義とはなにかーー。不屈の武士の生き様を描く、感動の歴史長編扇野藩は破綻寸前の危機に瀕していた。藩主の千賀谷定家は困難を脱するために檜弥八郎を藩政改革に当たらせるが、厳しい年貢の取り立ては飢饉を招き、挙げ句弥八郎は賄賂の疑いで切腹してしまう……。

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。16年『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』で司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、惜しまれつつ逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)