おんなの女房
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2022年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-111442-1
(4-04-111442-X) |
税込価格 | 1,815円 |
頁数・縦 | 269P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2022年
第10回
野村胡堂文学賞受賞 |
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要旨 |
ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。私はなぜこの人に求められたのか―。芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。 |
出版社・メーカーコメント
『化け者心中』の新鋭が綴る、感涙のエンタメ時代小説。家でも女としてふるまう美しい若女形・燕弥のもとへ嫁いだ志乃。歌舞伎も役者も何も知らず、なぜ私はこの人に求められたのかと悩む日々。燕弥が歌舞伎にすべてを注ぐ横で、志乃は自分の生き方を見つめてゆく。