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吾妻おもかげ

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-112001-9
4-04-112001-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 331P 20cm

商品内容

要旨

絵師を志すも挫折を味わった菱川吉兵衛。気づけば十年もの間、吉原と芝居小屋という「二大悪所」に入り浸る日々を過ごしていた。そんな中、つらい憂き世をあえて楽しもうとする遊女たちの心意気に励まされた吉兵衛は、再び絵筆を執ることを決意する。だが、ある日、巻き起こった大火に江戸の町が飲み込まれ…。吉原の遊び人から成りあがった、江戸一番の絵師、菱川師宣。時代を写し取り、浮世絵の祖となった男の波瀾万丈の生涯。

出版社・メーカーコメント

「だから、おれは、お前たちを描きたかった」 魂を揺さぶる浮世絵師小説。大志を抱き、江戸に出て十年。菱川吉兵衛は自堕落な生活を送っていた。そんな日々の中、吉原の女たちの心の温もりに触れ、再び絵師としての大成を目指すのだが……。浮世絵の祖・菱川師宣の波瀾に満ちた人生を描く。

著者紹介

梶 よう子 (カジ ヨウコ)  
東京都生まれ。フリーランスライターのかたわら小説執筆を開始し、2005年「い草の花」で第12回九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞し、単行本デビューを果たす。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を獲得し、16年『ヨイ豊』で第154回直木賞候補となり、同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)