• 本

殺人者の白い檻

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-04-112359-1
4-04-112359-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 246P 20cm

商品内容

要旨

刑務所にほど近い総合病院に勤務する尾木敦也は、優秀な脳外科医だった。しかし、六年前に実家へ押し入った強盗に襲われて父と母を亡くして以来、深刻なスランプに陥っていた。捨て鉢な日々を過ごす中、院長命令で緊急搬送されてきた死刑囚の開頭手術をしぶしぶ引き受けた敦也。術後、命を救った患者が両親を殺した定永宗吾であったことを知る…。そして定永は、死刑判決後も、自身の犯行を一貫して否認していた。敦也と妹の看護師長・菜々穂は、リハビリを通して定永という人間と六年前の事件に、改めて向き合うことになるのだが…。医師とは、刑罰とは。―そして真実は?

出版社・メーカーコメント

父母を殺した死刑囚、あなたならその命、救えますか?刑務所隣接の総合病院に勤務する脳外科医・尾木敦也。彼の下に運び込まれてきた瀕死の「スペ患」は、五年前に両親の生命を奪った死刑囚・定永宗吾だった! 定永は逮捕以降、一貫して殺人の容疑を否認しており……。

著者紹介

長岡 弘樹 (ナガオカ ヒロキ)  
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年『傍聞き』で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位、「本屋大賞」6位となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)