• 本

老警

角川文庫 ふ31−9

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-04-112740-7
4-04-112740-8
税込価格 880円
頁数・縦 425P 15cm

商品内容

要旨

A県の小学校で起きた前代未聞の無差別大量殺人。犯行後、犯人の男は居合わせた警官から奪った拳銃で自殺する。現役警官である男の父もまた、直後に自死。県警本部は混乱の坩堝と化した。謎多きこの事件の解明に乗り出したキャリア女警の由香里は、捜査の末、驚きの真実を見つける。ベテラン警察官達の矜持と保身、組織の理不尽と世間の無情、引きこもりとその家族の実情―数々の問題提起を孕んだ社会派警察ミステリー。

出版社・メーカーコメント

加害者は警察官の息子。世間は犯人を、親を、どう断罪するのか!?地方都市で起きた無差別通り魔事件。加害者の父親は県警に勤める警察官だった――。「警察一家」である絶望と警察組織の絶望、その中で、犯人の息子は何を思い、犯行に走ったか……。警察官僚渾身作!

著者紹介

古野 まほろ (フルノ マホロ)  
東京大学法学部卒業。リヨン第3大学法学部第3段階「Droit et Politique de la S´ecurit´e」専攻修士課程修了。フランス内務省より免状「Dipl^ome de Commissaire」授与。なお学位授与機構より学士(文学)。警視庁1種警察官として交番、警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務の後、警察大学校主任教授にて退官。2007年、故・宇山日出臣氏に絶賛され、『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。有栖川有栖、綾辻行人両氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)