恋愛中毒
角川文庫
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2002年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-197010-2
(4-04-197010-5) |
税込価格 | 692円 |
頁数・縦 | 415P 15cm |
書店レビュー
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- 錦堂 谷書店 (東京都立川市)
『陳腐じゃない恋愛なんてないですよ…』
美雨の身の上話を聞き終えた井口は言った。美雨にしてみれば「知った風なことを…」と思ったかも知れない。だが人は恋愛、つまり愛なくしては生きられない。愛は麻薬にも似て、人を惑わし…壊してしまう…。この作品を読み終えた時、作者があえて「恋愛中毒」とした理由と、この作品が吉川英治文学賞を受賞した理解できるでしょう。そして貴方は自分を愛してくれる人に「優しくしてあげよう」と思うのではないでしょうか?(2009年7月12日)
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商品内容
要旨 |
もう神様にお願いするのはやめよう。―どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。 |
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おすすめコメント
世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。もう他人を愛さないと決めた水無月の心に、小説家創路は強引に踏み込んで――。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。