青の炎
角川文庫
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2002年10月 |
ISBNコード |
978-4-04-197906-8
(4-04-197906-4) |
税込価格 | 836円 |
頁数・縦 | 495P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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切なくて泣いてしまう青春ミステリーの傑作。
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おすすめ度
- けやき書房 (大阪府堺市中区)
切なくて泣いてしまう青春ミステリーの傑作と見るか。日本ミステリー史上に残る倒叙推理小説の名作と見るか。「13番目の人格」「黒い家」などホラーミステリーのヒット作を連発する貴志祐介が青春小説を書いた?映画では、二宮和也が演じるさわやかな高校生櫛森秀一が、愛する母と妹を守るため、家の中でやりたい放題の義父の曽根をやむなく殺す。完全犯罪に挑んでいたのだが。読者の心をブルーにさせるやりきれない結末が待っている。
(2003年3月27日)
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商品内容
要旨 |
櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。 |
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おすすめコメント
こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。光と風を浴びて17歳の少年が海沿いの道を駆け抜ける。愛する妹と母のために。氷のように冷たい殺意を抱いて・・・・・