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やどかりとペットボトル

角川文庫 い51−3

出版社名 角川書店
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-04-364703-3
4-04-364703-4
税込価格 572円
頁数・縦 234P 15cm

商品内容

要旨

石垣の前には度々幽霊が立っていた。お化け屋敷と噂される旧い生家で起きたこわーい体験。母のトンデモ教育法に対抗して身につけた強かなチカラ。美しすぎる星空、エメラルド色の海、極彩色の祭りや行事の中で著者は、ポップなオカルト少年に成長していく。少年のダークでピュアな感受性ゆえに引き出された、知られざる沖縄ワールド!と共に「閑居な作家」の青春と日常を初めて開示した破格エッセイ。

目次

1 キッズ・ア・オールライト(孤児院と幼稚園
犬猫が取り持つ縁 ほか)
2 青春とはなんだかんだ?(どろどろバレンタイン
プーさんの蜂蜜 ほか)
3 家族の肖像(大密貿易時代
昔話は時効成立 ほか)
4 オキナワン・ライフ(ソーキ汁と中身汁
太陽と月の時間 ほか)
5 閑居な作家(ただいま修行中
麗しの愛人ラーメン ほか)

おすすめコメント

神の子か、悪魔の子か?ラディカルでナイーブな遠い記憶。石垣島で生まれ、少年時代を沖縄で過ごした著者。物心つく頃から、奇妙で不思議なことが次々と起きる――。池上小説のエッセンス満載、ちょっとブラックでディープな面白さ!初エッセイ本。

著者紹介

池上 永一 (イケガミ エイイチ)  
1970年、沖縄県石垣市出身。94年、早稲田大学在学中に「バガージマヌパナス」で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞する。98年には『風車祭(カジマヤー)』が直木賞候補になる。沖縄の伝承と現代が融合した豊かな物語世界が注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)