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サイゴン・タンゴ・カフェ

角川文庫 な41−2

出版社名 角川書店
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-04-366102-2
4-04-366102-9
税込価格 704円
頁数・縦 360P 15cm

商品内容

要旨

インドシナ半島の片隅の吹きだまりのような廃墟のような一画にそのカフェはあった。主人はタンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢。しかし彼女の正体は、もう20年も前に失踪して行方知れずとなった伝説の作家・津田穂波だった。南国のスコールの下、彼女の重い口から、長い長い恋の話が語られる…。東京、ブエノスアイレス、サイゴン。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。

出版社・メーカーコメント

優雅にタンゴを踊りながら、このつらい世界を生きのびてゆこう。ラテンの光と哀愁に満ちたタンゴのメロディにインスパイアされた、神秘と狂熱の恋愛小説集!ダ・カーポBookofTheYear2008女子読み恋愛小説第1位作品。

著者紹介

中山 可穂 (ナカヤマ カホ)  
1960年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒。93年『猫背の王子』で作家デビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞を、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞。研ぎ澄まされた文体、深い叙情性、幻想的イマジネーションの飛翔といった独特の作風で、新作を熱望されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)